入院案内
ホーム > 入院治療

入院治療

主治医について

入院後の主治医は外来担当医から病棟の担当医に変わります。病棟が変更になった場合には、変更後の 病棟担当医が主治医となります。

治療について

治療は医師の精神療法と向精神薬(精神安定剤、抗うつ剤、抗不安剤、抗てんかん剤など)による薬物療法 作業(レクリェーション)療法、生活指導等が、病状にあわせて平行して進められます。
■精神療法
一般に言うカウンセリングです。 主治医が随時病状に応じて行っています。またケースによっては、臨床心 理士が心理検査(性格検査、知能検査等)を実施したり、カウンセリングを行うこともあります。



■薬物療法
興奮をしずめ、幻覚・妄想などを取り除き、健康な感情の回復に有効です。症状により増減し、種々の症状 を改善します。

しかし、薬物には副作用(手足のふるえ、筋肉のこわばりなどのパーキンソン症状、口喝、便秘、眠気など) が出現する事があります。この為入院時及び定期的に血液・尿検査、心電図、頭部・胸部レントゲン検査など を行い、副作用の早期発見・治療にこころがけます。

内科疾患の併発については、内科医の診察が受けられるようになっています(歯科医の診察も行っています

具体的に入院患者さんの半数以上をしめる統合失調症について説明致します。興奮や幻覚・妄想(陽性症状 といいます)の強い急性期は、主に薬物療法と休養が治療の要となります。 一般には1~2ケ月で症状が軽 快ないし消失し、その後回復期に向かう時期や一時的に気持ちが沈み込んだり(抑うつ的となる)意欲が出ず 動きの少ない時期を経る事もありますが、次第に活気が認められる様になります。この時期が作業療法、 レクリエーション療法の必要な時期であり、病棟でも規則正しい生活へのアドバイスを始め、家庭への 外出~外泊を勧めます。従って多くの場合、2~3ケ月で退院が可能となります。

しかし、時に意思や感情面の回復が遅れ、幻覚・妄想は消失しても活動する事への意欲がなく、周囲への関 心や興味が薄く、感情の鈍さ(陰性症状)が残る場合があります。また、発病してから長期経過している場合、 同様の症状が強い患者さんもみられます。このような場合は、意欲や感情の賦活の作用を持つ向精神薬を 用いますが、やはり次に述べる作業・レクリェーション療法、社会復帰訓練が、もう一つの重要な治療となりま す。



作業療法、レクリェーション療法
作業療法士を中心に患者さんの早期退院と再発予防の為、作業療法室や各病棟のラウンジ、グラウンドなど で行います。各々の患者さんの症状に合わせて、適切なプログラムを選んで治療を進めます。

個人活動として絵画、書道、音楽鑑賞、ワープロ、将棋等、また、グループとして園芸、料理、エアロビクス、 ゲートボール等のスポーツ、社交ダンス、カラオケ等などのプログラムがあります。また病院行事として納涼祭 運動会、クリスマスコンサート等を催して気分転換をはかり身体を動かすと同時に周囲への関心を引き出し、 対人関係を円滑にし、社会復帰への種々の力を養う為の援助をしてゆきます。

■服薬指導
薬物療法については、副作用が大きな問題となっている現在、種々のご心配があろうかと存じます。 当院ではその都度主治医が説明にあたっていますが、薬剤師も直接患者さんのもとへ伺い相談や指導を行 い、不安の解消に努めています。

■栄養指導
糖尿病や高血圧、脂質異常症の病気をお持ちの場合は、必要に応じて管理栄養士により栄養指導を行いま す。

■口腔ケア
歯科衛生がむし歯や歯槽膿漏予防の歯磨き指導と同時に食べたり話したりするための舌、ほほ、あごの リハビリを行っています。

退院と外来通院

閉鎖病棟(急性期病棟)から直接退院となる場合もありますが、陽性症状が改善し、開放病棟に移って引き続 き陰性症状の治療を行い退院となる事もあります。
閉鎖病棟(急性期病棟)→開放病棟(慢性期病棟、社会復帰病棟)→退院→外来

向精神薬は相当長期にわたり服用しなければならない場合が多いので、退院後は必ず通院医療を受ける ようにして下さい。退院時に1~2週間分のお薬を差し上げますが、その後は2週間~4週間に1度の割合で 通院する事になります。
また、社会復帰援助や病気の再発防止を目的にデイケアセンターや作業療法課のリハビリテーション施設 へ通院していただく場合もあります。各施設ではそれぞれ独自のプログラムを用意し、出来るだけ多くの患者 さんの症状や性格にあうよう工夫しています。詳細については主治医にご相談下さい。
以上統合失調症の患者さんを中心に説明致しましたが躁うつ病、精神発達遅滞、人格障害等もほぼ同じよう な内容で治療、療養が行われます。

▲ページTOPへ戻る